医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品 > アベルマブ、前治療歴ありの進行性胃がんでOSの優位性示さず-米ファイザーと独メルク

アベルマブ、前治療歴ありの進行性胃がんでOSの優位性示さず-米ファイザーと独メルク

読了時間:約 1分1秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年12月22日 PM12:00

治療医師の選択による化学療法と比較した第3相試験で

米ファイザーと独メルクは11月28日、前治療歴がある進行性胃がんを対象に、(一般名:)単剤を治療医師の選択による化学療法と比較した第3相JAVELIN Gastric 300試験で、主要評価項目の全生存期間(OS)の優位性が示されなかったことを発表した。

アベルマブは、PD-L1を特異的に阻害するヒト型抗体。国内では2017年9月に「根治切除不能なメルケル細胞がん」を適応症として製造販売承認を取得し、11月22日に販売開始している。

PD-L1発現の有無にかかわらず371名の患者を登録

JAVELIN Gastric 300試験は、2回の前治療後に病勢進行した切除不能、再発または転移性胃がん、または胃食道接合部腺がんを対象に、アベルマブに支持療法を加えた群と、医師が選択したパクリタキセルまたはイリノテカンの単剤治療のいずれかの化学療法に支持療法を加えた群を比較検討した、第3相ランダム化非盲検多施設国際共同試験。同試験には、アジア、オーストラリア、欧州、北米、および南米の147施設が参加し、PD-L1発現の有無にかかわらず患者371名を登録した。

同試験の結果、OSの化学療法に対する優位性は示されなかったという。また同剤の安全性プロファイルは、JAVELIN臨床開発プログラムで認められたものと全般的に同様だったとしている。なお、同試験のデータの詳細な解析結果は、今後の学会で発表する予定。また、この結果は、現在承認を得ているアベルマブの適応症に影響を及ぼすものではないとしている。(遠藤るりこ)

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品

  • 悪性脳腫瘍に対する国産放射性治療薬の製剤化に成功、P1試験開始-量研放医研と国がん
  • エンタイビオ、中等症から重症のクローン病に対する適応追加申請-武田薬品
  • 肥満症治療剤BELVIQ、大規模心血管疾患アウトカム試験で安全性目的を達成-エーザイ
  • ROS1/TRK阻害剤entrectinibの導入契約を締結-中外製薬とスイス・ロシュ
  • プロトンポンプ阻害剤ネキシウム、小児用法・用量の追加を目指す臨床試験開始—AZ