医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【慶大】DVO導入で560億円減-安全性前提、一定ルールを

【慶大】DVO導入で560億円減-安全性前提、一定ルールを

読了時間:約 1分46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年12月20日 AM10:45


■慶大が研究報告

抗癌剤と免疫抑制剤のバイアル製剤に単回使用バイアルを複数回使用するDVOを実施した結果、医療費抑制額が560億円に上ることが、慶應義塾大学大学院経営管理研究科の岩本隆特任教授の研究で明らかになった。抗癌剤の市場規模が拡大する中、抗癌剤などバイアル製剤の年間廃棄額は738億円に達した。これに医療機関で使用する閉鎖式接続器具()のコストと診療報酬の無菌製剤処理料を加味して医療費抑制額を算出した。岩本氏は「DVO推進は医療のムダ削減に一層重要性の増す政策」と強調する一方、「拙速に進められることも問題」と指摘。十分な安全性を担保するルールの明確化を提言した。

研究報告は、2016年7月から今年6月における抗癌剤、免疫調節剤のバイアル製剤市場をもとに推計したもの。これらの市場規模は計1兆3971億円になった。抗癌剤の成長が牽引し、医薬品市場の13.4%を占めるまで拡大した格好だ。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】「ステミラック」の保険適用、医薬品として薬価収載へ
  • 【新座病院/東所沢病院】2病院でフォーミュラリー共有-地域やグループでの連携が重要
  • 【厚労省】期限切れワクチン試薬使用でMSDに行政指導-厚科審部会に報告
  • 【旭川医大病院薬剤部】ニボルマブを約8000万円廃棄-DVO実施で薬剤費削減に
  • 【厚労省】GDPガイドラインを公表-医薬品流通の品質管理確保