医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】向精神薬の処方見直し検討-薬剤師・薬局と連携評価も

【厚労省】向精神薬の処方見直し検討-薬剤師・薬局と連携評価も

読了時間:約 1分49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年10月20日 AM10:30


■厚労省が論点

厚生労働省は、向精神薬のベンゾジアゼピン()系薬の長期服用で生じる薬物依存リスクを踏まえ、現在30日以内となっている投薬期間の上限と薬剤数の見直す論点を、18日の中央社会保険医療協議会総会に示した。BZ系薬の適正使用に向け、医師の指示による分割調剤など薬剤師・薬局と連携した取り組みを評価する方向性も示されたが、支払側委員からは「新たな評価は不要。・相互作用等防止加算の算定を着実に増やしていくことで対応できる」と慎重意見も出た。

向精神薬のBZ系薬は、連用によって薬物依存が生じることが指摘され、海外では英国やフランスなど投与期間が制限されている国もあるが、日本では抗不安薬・睡眠薬の投薬期間は30日が上限となっており、継続投薬に制限はないのが現状となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定
  • 【厚労省】卸・薬局に早期発注要請-物流2024年問題で通知
  • 【厚労省検討会議】PPIのOTC化へ前進-否決から6年ぶり議論再開
  • 【厚労省】安定供給情報の公表指針案-共同開発先公表など要求
  • 【厚労省小委】平時から体制整備必要-インフル計画改定で