医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【協会けんぽ静岡支部】後発品使用促進、情報誌を全薬局に配布-全国初、対象を医療機関に拡大も

【協会けんぽ静岡支部】後発品使用促進、情報誌を全薬局に配布-全国初、対象を医療機関に拡大も

読了時間:約 2分34秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年09月15日 AM10:30


■協会けんぽ静岡支部がパイロット事業

主に中小企業のサラリーマンとその家族が加入する全国健康保険協会()静岡支部では、所有する膨大なレセプトデータを用いて、県内1700薬局の後発品使用促進への取り組み状況を客観的に示した情報誌を全薬局に送付すると共に、各薬局が後発品促進にどのような課題を抱えているかなどを分析し、全薬局に情報提供を行う取り組みを進めている。自薬局の立ち位置を明確にし、課題を浮き彫りにすることで、より後発品を調剤しやすい環境を整えることを目的としたもの。2016年度のパイロット事業で、静岡支部にだけ本部から予算措置が行われた。これまで、後発品の使用促進に向けた保険者の取り組みとしては、被保険者への差額通知の配布くらいしかなかったが、支払側から診療側への能動的なアプローチは全国でも例がなく、注目を集めそうだ。

協会けんぽ静岡支部の職員、左から2人目が長野支部長

同支部では、医療者側への働きかけができないか検討していたところ、医療機関から変更不可の処方箋が出されない限り、後発品を調剤する役割を担っている薬局に目をつけ、県内全ての薬局に「ジェネリック通信」を配布することを思いついた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【行政評価・監視委】20歳以上にも規制強化を-濫用の恐れのある医薬品
  • 【医薬品情報学会】口腔OTCの根拠公表-鎮痛薬服用前後で効果
  • 【茨城県/順天堂大】「茨城県地域枠」で協定締結-在学中に月10万円貸与
  • 【薬事検討会】中等度変更事項を試行導入-報告書案が大筋で了承
  • 【厚労省】29年度末65%以上を新目標-後発品の金額シェア設定