医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】第1類薬のネット販売、薬剤師の情報提供低下-ルール検証の議論に影響も

【厚労省】第1類薬のネット販売、薬剤師の情報提供低下-ルール検証の議論に影響も

読了時間:約 1分57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年08月09日 AM10:10


■16年度覆面調査を公表

厚生労働省が公表した、2016年度の「医薬品販売制度実態把握調査」(覆面調査)の結果によると、インターネットの医薬品販売サイトで、副作用リスクが高い第1類医薬品を販売する際、23%が情報提供を行っていなかったことが分かった。情報提供していたケースでも、法律で義務づけられている「薬剤師による情報提供」を行っていたサイトは前年度の82.0%を12.2ポイント下回る69.8%にとどまっており、ネット販売における販売ルール徹底の課題が浮き彫りとなった。

調査は、薬局・薬店が店舗やインターネットで一般薬が適正に販売されているかどうかを把握するため、調査員が消費者を装って実施しているもの。今回は、全国5020の薬局・店舗、508のインターネット販売サイトを対象とした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知
  • 【政府構想会議】エコシステムの構築を明記-創薬力向上へ論点整理案
  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す
  • 【公明党/立憲民主党】GMP認証の義務化求める-機能性表示食品で提言
  • 【厚労省】在宅訪問の駐車許可緩和-緊急時申請負担も軽減