医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【16年診療行為別統計】薬学管理料が大幅プラス-「かかりつけ料」新設反映

【16年診療行為別統計】薬学管理料が大幅プラス-「かかりつけ料」新設反映

読了時間:約 2分1秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年07月28日 AM10:30


、薬価下げ響き減

厚生労働省は25日、医療給付の受給者に関する調剤行為の内容などをまとめた2016年「社会医療診療行為別統計」の結果を公表した。薬局調剤の1件当たり点数と受付1回当たり点数は共に前年に比べて減少し、1件当たり点数のうち調剤技術料も前年比で落ち込んだ一方で、薬学管理料は二桁増と前年のマイナスから大幅なプラスに転じた。厚労省は「16年度診療報酬改定で門前薬局の評価見直しや、かかりつけ薬剤師指導料の新設など、対人業務の評価を充実させたことが影響しているのではないか」(政策統括官付参事官付社会統計室)と分析している。

調査は、昨年6月審査分として審査決定された医療保険制度の診療報酬明細書と調剤報酬明細書のうち、レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)に蓄積されている全数集計を対象としたもの。薬局における調剤行為の1件当たりの点数総数は1086.9点と、前年に比べて33.9点、3.0%減少。受付1回当たりの点数も876.7点と18.1点、2.0%減っている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知