医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【厚労省】来年4月にGPSP改正へ-DB活用の製販後調査可に

【厚労省】来年4月にGPSP改正へ-DB活用の製販後調査可に

読了時間:約 1分31秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年07月05日 AM10:45

厚生労働省は、来年4月から医薬品の製造販売後調査及び試験の基準に関する省令()を改正する方針だ。製造販売後調査に必要な資料の収集や作成に国の医療情報データベース()を活用できるようにすると共に、複数の医薬品情報を比較評価する製販後調査により、申請資料を作成できることを明確化する。現行の製造販売後調査は、製薬企業のMRが医療機関を訪問して調査票を集めているため、膨大な費用がかかっていることが問題となっていたが、省令改正によって製販後調査の効率化を目指す。改正省令は10月に公布し、2018年度から施行する予定である。

6月29日の薬事・食品衛生審議会薬事分科会で方針を明らかにした。GPSP省令では、医薬品の製販後に使用成績調査、特定使用成績調査、製販後臨床試験の結果などを再審査資料とすることを義務づけているが、・試験を行うためには製薬企業が医療機関と個別に契約を結ぶ必要があるため、複数の医療機関のレセプトや電子カルテなどの情報を蓄積させたデータベースを活用した資料の収集・作成は想定されていなかったのが現状。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知