医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > インスリン抵抗性に起因する2型糖尿病・関連疾患の新薬開発に関する契約を締結-ベーリンガーと神戸大

インスリン抵抗性に起因する2型糖尿病・関連疾患の新薬開発に関する契約を締結-ベーリンガーと神戸大

読了時間:約 1分9秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年06月01日 PM01:30

2型糖尿病や代謝性疾患の発症・進展の原因となるインスリン抵抗性

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は5月30日、神戸大学とインスリン抵抗性に起因する2型糖尿病・関連疾患の新規治療薬の開発を目的とした共同研究契約を締結したことを発表した。

インスリン抵抗性は、肥満、ストレス、加齢といった環境因子によって糖代謝に重要なインスリンが効きにくくなる状態のこと。2型糖尿病やその他の代謝性疾患の発症・進展の原因となると考えられている。2型糖尿病は、、糖尿病性神経障害等の、大血管・細小血管障害による重篤な合併症を引き起こすことが報告されている。

また、インスリン抵抗性に関連する疾患である非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)・(NASH)は、最終的に肝硬変や肝がんを引き起こすこともある深刻な疾患として知られている。

アカデミア発の創薬を活性化する部門を2015年に設立したNBI

神戸大学医学研究科糖尿病・内分泌内科学部門の小川渉教授は、これまでにインスリンの作用機序と糖尿病に関する研究を進めている。共同研究では、小川教授が積み上げた知識や技術と、ベーリンガーが有する創薬研究の経験を活かして、治療の選択肢を拡げるための画期的な新規治療薬の開発を目指すという。

ベーリンガーは、アカデミア発創薬を活性化するための新たな研究部門として、2015年にResearch Beyond Borders(RBB)を探索研究組織内に設立。共同研究は、日本のRBB部門と、神戸大の学術・産業イノベーション創造本部が協同して仲介し成立した。同社は2017年1月、NBI神戸医薬研究所内に「創薬研究アライアンス部」を設立し、研究機関やバイオテク企業等とのパートナーシップ構築を目指している。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • エヌジェンラ、骨端線閉鎖を伴わない成長ホルモン分泌不全性低身長症で承認-ファイザーほか
  • アドレノメデュリン、遺伝性脳小血管病CADASIL対象の医師主導治験1例目投与開始-国循ほか
  • リツキシマブ、難治性天疱瘡で追加承認-慶大ほか
  • スペソリマブ、急性期膿疱性乾癬P2試験で症状を有意に改善-独ベーリンガー
  • 難治性リンパ管疾患治療でシロリムス、改訂診療GLで第一選択薬となるか