医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 条件付き早期承認「大きなテーマ」-RMPの定着も重要課題

条件付き早期承認「大きなテーマ」-RMPの定着も重要課題

読了時間:約 3分38秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年05月08日 AM11:00

日本製薬工業協会の医薬品評価委員会、薬事委員会、品質委員会は4月25日、それぞれ総会を開催した。医薬品評価委員会の国忠聡委員長は、総会後の記者会見で、夏頃までに何らかの形で運用方法をまとめる予定の新薬開発での条件付き早期承認制度について、「早期承認に向けた対応は大きなテーマ。運用方法がまとまる夏頃までに対応を急ぐ必要がある」と述べ、委員会横断的に対応していく考えを示した。

会見する委員会メンバー

今年度の実施計画の重点課題は、▽医療データベースを活用した医薬品開発▽開発コスト低減に向けた開発の効率化▽(リスクマネジメントプラン:)の定着▽臨床研究法やICH-GCPの刷新、――の四つ。中でも条件付き承認制度は、既にヒトの細胞を用いる再生医療等製品や医療機器で、治験データで有効性が推定され、安全性が確認されている場合に早期承認に道を開く制度の導入が決まっており、医薬品でも導入に向けて夏頃までに運用方法をまとめる予定となっている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知
  • 【政府構想会議】エコシステムの構築を明記-創薬力向上へ論点整理案
  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す
  • 【公明党/立憲民主党】GMP認証の義務化求める-機能性表示食品で提言
  • 【厚労省】在宅訪問の駐車許可緩和-緊急時申請負担も軽減