医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【薬価専門部会】後発品薬価の議論に着手-さらなる初後発下げ要求も

【薬価専門部会】後発品薬価の議論に着手-さらなる初後発下げ要求も

読了時間:約 1分52秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年04月28日 AM11:00

中央社会保険医療協議会は26日、薬価専門部会を開き、薬価制度の抜本改革に向け、後発品薬価のあり方をめぐって議論した。初後発品の薬価について、「数量80%時代に資する価格の検討が必要」とさらなる引き下げに前向きな意見が出た一方、デバイスを組み合わせた製品など原価率の高いものについては、安定供給のために一定の配慮が必要と求める声も上がった。製薬業界からも「既に(初後発の薬価は)適切な水準」と慎重な対応が要請された。

初後発品の薬価については、2016年度薬価制度改革で先発品の5割、内用薬で10品目を超える場合は4割とされた。この日の部会では、17年度に実施する薬価調査で得られた乖離率のデータを踏まえて検討していく必要性で一致したが、吉森俊和委員(全国健康保険協会理事)は、「乖離率を踏まえて、さらなる引き下げを検討することになる」と指摘した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知