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生化学・免疫統合型自動分析装置「コバス8000 <702|801>」発売-ロシュ・ダイアグノスティックス

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2017年04月26日 PM01:30

同社最上位機種を組み合わせた統合型自動分析装置

ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社は4月24日、統合型自動分析装置「8000 <702|801>」を4月27日に発売することを発表した。


画像はリリースより

コバス 8000 <702|801>は、生化学モジュール「c 702」と免疫モジュール「e 801」という、同社の最上位機種を組み合わせた統合型自動分析装置。ハイスピードと、高品質な検査に加え、効率性を追求した機能で検査室を支援する。生化学と免疫の分析モジュールを統合させることで、より少ない検体量で多項目の測定を実施することができ、患者の負担を軽減することが可能だという。

生化学モジュール「c 702」は、1項目を3~10分で測定し、1時間に2000テストを処理する。また、免疫モジュール「e 801」は、緊急を要する循環器系マーカーでは9分という迅速測定が可能(その他の項目は18分、一部の項目では27分)。従来機とほぼ同サイズでありながら、1時間に300テストのハイスピードで処理する。さらに、免疫モジュールは電気化学発光免疫測定法により、高感度で、測定範囲が広く、高精度の検査が可能だという。

c 702は最大70項目、e 801は48項目まで同時測定可能

c 702は最大70項目、e 801は48項目まで同時測定が可能。いずれも試薬自動架設機能により、測定を止めることなく試薬パックの補充ができる。また、e 801の試薬ディスク内が5~10℃に保冷されていることにより、専用試薬「エクルーシス試薬S」の装置上での安定性も大幅に向上しているという。

さらに、生化学・免疫モジュールは、組み合わせを選択し、4モジュールまで連結できるため、施設の規模に合わせた運用が可能。同社は、今後も臨床的な価値の高い製品を提供することで、検査の効率化に貢献していきたい、と述べている。

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