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米ジェネリック医薬品企業アップシャー・スミス・ラボラトリーズ社を買収-沢井製薬

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2017年04月24日 PM12:30

米国におけるジェネリック医薬品事業経験に長けたUSL

沢井製薬株式会社と米国のアップシャー・スミス・ラボラトリーズ社()は4月20日、沢井製薬がUSLのジェネリック医薬品事業を買収することに合意したと発表した。

1919年創業のUSLは、米国においてジェネリック医薬品の研究開発、製造、販売を手掛ける。経口固形製剤を中心とした約30品目の多様な製品ポートフォリオおよび30品目を超えるパイプライン製品を有する。

一方、沢井製薬は、日本政府の「」にある、ジェネリック医薬品の数量シェアを「2018年度から2020年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上にする」との方針が掲げられたことを受け、2016年8月に修正発表した中期経営計画「M1 TRUST 2018」において、ジェネリックシェア80%時代に対応した安定供給能力とコスト管理能力の強化を進めてきた。生産設備投資計画も前倒しで実行し、持続的成長の基盤を強化。そして新たな成長の実現のために、世界最大のジェネリック医薬品市場である米国市場での基盤構築の強化にも取り組んでおり、2017年2月10日に日本のジェネリック専業メーカーとして初のパラグラフⅣによる承認を取得している。

新たに設立した米国子会社を通じてジェネリック医薬品事業を取得

沢井製薬は、新たに設立した同社の米国子会社を通じてUSLのジェネリック医薬品事業を取得し、完全子会社にする予定。USLの取得金額は1050百万米ドルで、金融機関からの借入金および手元資金より調達するという。なお、この買収は2017年6月末までの完了を予定している。

今回の買収合意により、沢井製薬はUSLを通じて本格的な米国市場進出を果たし、今後は、これまでに蓄積してきた知財戦略や製剤技術力、及びUSLの米国国内の販売網、生産設備、ブランド力を活用しながら一体となって米国事業を展開。沢井製薬は、高品質で付加価値のあるジェネリック医薬品を、日本だけでなく米国の患者にも提供できることになると期待を寄せている。

なお、今回の件により、2017年3月期連結業績予想に与える影響はないという。また、2018年3月期業績に与える影響は、詳細が確定した段階で速やかに公表するとしている。

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