医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > 2016年度売上は対前年3.1%プラスの2432億円に-リリー

2016年度売上は対前年3.1%プラスの2432億円に-リリー

読了時間:約 54秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2017年03月16日 PM02:15

適応追加の「」「」が牽引

日本イーライリリー株式会社は3月15日、都内で記者会見を行い、2016年度の売上高が2,432億円に達したことを発表した。対前年比3.1%の増加となる。


日本イーライリリー株式会社
パトリック・ジョンソン代表取締役社長

売上面で大きく貢献したのは「サインバルタ」と「サイラムザ」の2剤。慢性腰痛症ならびに変形性関節症に伴う疼痛の適応が追加された「サインバルタ」は、前年比36.6%増となり、「フォルテオ」「」と並ぶ同社の主力商品になった。同じく適応が追加された「サイラムザ」は前年比較で売上約300%増を達成した。また、同社が強い糖尿病領域では、週1回投与の持続性GLP-1受容体作動薬「トリルシティ」が、処方制限が解除されたこともあり、1690.3%増に。インスリン製剤のバイオシミラー「インスリングラルギンBS注カート/ミリオペン”リリー”」は367.6%増、SGLT-2阻害薬「」が813.0%増と、それぞれ大幅に伸長した。

同社は、2023年までの10年間で20の革新的新薬の承認を目指すとし、2017年3月時点で5製品が上市済みだ。ジョンソン社長は、「世界同時開発を通じて、日本の患者さんにもいち早くお届けしていくため、今後もアカデミアと研究機関と連携しながら、イノベーションに取り組んでいく」と意気込みを語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知
  • 【政府構想会議】エコシステムの構築を明記-創薬力向上へ論点整理案
  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す