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国際がん免疫療法ネットワークを拡大、新たに2施設が参加-米BMS

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2017年03月02日 AM11:45

コロンビア大学メディカルセンターとピーター・マッカラムがんセンターが追加

米国のブリストル・マイヤーズ スクイブ社は2月27日、患者の転帰改善に向けてがん免疫療法(I-O)の科学とトランスレーショナルメディシンを進歩させることを目的とした、同社と研究機関によるグローバルな共同研究プロジェクト「)」に、コロンビア大学メディカルセンターとピーター・マッカラムがんセンターが加わったことを発表した。

同社が2012年に立ち上げたII-ONは、がん免疫療法の科学的理解を深めることを目的とした産学共同ネットワークの先駆けのひとつ。当初の10施設から15施設へと参加施設を拡大し、250人超の研究者が20種類のがん腫を対象として、150件以上のプロジェクトを実施している。

共同研究においては、「免疫療法に対する耐性のメカニズムを理解する」、「免疫療法が奏効する可能性のある患者群を特定する」、「相補的な作用機序によって抗腫瘍効果を増強する新たな併用療法を探索する」という3本の柱を科学的基盤としている。

革新的ながん免疫療法の科学を生み出し、実用化につなげることを目指す

現在、II-ON はブリストル・マイヤーズ スクイブ社に加えて、15の主要ながん研究機関で構成。参加施設は、Clinica Universidad Navarra、ダナファーバーがん研究所、The Earle A. Chiles Research Institute(Providence Health & Services)、ギュスターヴ・ルシー研究所、Istituto Nazionale per lo Studio e la Cura dei Tumori “Fondazione G. Pascale”、ジョンズ・ホプキンス大学キンメルがんセンター、メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター、(日本)、オランダがん研究所、ロイヤル・マーズデンNHS財団トラストおよびがん研究所、ロンドン大学、シカゴ大学、Westdeutsches Tumorzentrum Universitätsklinikum Essenと、世界の主要ながん研究施設が含まれる。今回、コロンビア大学メディカルセンターとピーター・マッカラムがんセンターが加わったことで、先駆的な研究やがん免疫療法の背景にある科学の集合知のさらなる向上を目指すという。

II-ONの成功を機に、同社は、グローバル・エキスパート・センター・イニシアチブ(Global Expert Centers Initiative: GECI)、がん免疫療法統合コミュニティ・オンコロジー・ネットワーク(Immuno-Oncology Integrated Community Oncology Network: IOICON)など、世界中の学術パートナーと複数の共同研究モデルを立ち上げている。

それぞれの研究機関の特徴に合わせた共同研究により、研究能力が向上し、患者の生活を一変させる可能性のある結果を生み出す集合的能力が強化されると、同社は述べている。

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