医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【青森労災病院】疑義照会に薬剤部が回答-病院合意でプロトコル策定

【青森労災病院】疑義照会に薬剤部が回答-病院合意でプロトコル策定

読了時間:約 2分32秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2016年06月03日 AM10:30


■医師への問合せ7項目省略

青森県八戸市の青森労災病院は、院内の医師と事前に協議して作成したプロトコルに基づき、保険調剤薬局からの疑義照会について病院薬剤部が医師に代わって直接回答する運用を昨年5月から開始した。7項目の疑義内容について、同院の医局会で薬剤部が直接回答を可能とする項目を了承。病院全体の合意のもと、診療科医師への問い合わせを省略して薬剤部が回答している。疑義照会の約3割に薬剤部が直接回答するようになったが、現在のところ医師、看護師の負担軽減、保険調剤薬局での患者の待ち時間短縮、業務効率向上につながったと評価されているという。

同院は、急性期の地域中核病院で、薬剤師数は10人。昨年度の外来患者数は1日平均約697人で、院外処方箋発行枚数は1カ月平均で6226枚、院外処方箋発行率は86.3%に達する。2008年8月にオーダリングシステムが稼働したことを受け、薬局からの疑義照会を薬剤部で受け取り、照会内容を要約して診療科に問い合わせ、医師から受け取った回答を薬局に伝える対応を行ってきたが、疑義照会の中には一包化調剤の指示や外用薬の規格変更など、薬剤部で判断できる内容も多かった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【医療機能評価機構】輸液を末梢静脈から誤投与-「中心静脈から」周知促す
  • 【公明党/立憲民主党】GMP認証の義務化求める-機能性表示食品で提言
  • 【厚労省】在宅訪問の駐車許可緩和-緊急時申請負担も軽減
  • 【消費者庁】機能性表示食品で検討会-日薬から富永常務が参加
  • 【腎臓学会など調査】紅麹中止で大半回復-死亡例に既往歴あり