医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 中央社会保険医療協議会薬価専門部会、後発品、「1価格帯」が大勢-初収載薬価も引下げ強まる

中央社会保険医療協議会薬価専門部会、後発品、「1価格帯」が大勢-初収載薬価も引下げ強まる

読了時間:約 2分18秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年10月30日 AM11:00

中央社会保険医療協議会は28日、薬価専門部会を開き、後発品の初収載薬価と価格帯のあり方をめぐって議論した。特に前回改定で三つの区分にまとめた価格帯について、委員から一つの価格帯を求める声が相次ぎ、初収載薬価についても引き下げる方向で議論すべきとの意見が大勢を占めた。診療側委員からは、後発品メーカーの再編を促すような価格設定を検討できないか求める提案も出た。

後発品の初収載薬価は、前回改定で先発品の0.6がけ、内用薬で10品目を超える場合は0.5がけに引き下げるルールが導入された。この日の部会で厚生労働省は、前回改定前に0.6がけで初収載された後発品の価格が、最初の薬価調査で26.6%も下落していたこと、薬局調査で望ましい価格水準の平均値が約5割だったことを提示。価格帯についても、「セチリジン塩酸塩錠5mg錠」が改定前の13価格帯から3価格帯に収束されたこと、薬局調査で望ましい価格体系が「一つの価格帯」との回答が最も多かったことを示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で
  • 【厚労省】選定療養の対象1095品目-田辺三菱が49品目と最多
  • 【厚科審制度部会】薬機法改正へ検討スタート-承認制度見直しなど議論
  • 【消費者庁】健康被害報告基準明確化を-機能性食品検討で初会合
  • 【厚労省】心筋炎既往歴「慎重に」-コロナワクチンで周知