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携帯性と操作性に優れたカセッテサイズデジタルX線画像診断装置を発売−富士フイルム

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2015年04月20日 AM06:00

小児領域や整形領域のX線撮影をサポート

富士フイルム株式会社は4月15日、低線量・高画質を実現したカセッテサイズデジタルX線画像診断装置(以下、カセッテDR)「CALNEO Smart(カルネオ スマート)」シリーズから、四切サイズのバッテリー交換タイプとして、世界最軽量の「FUJIFILM DR CALNEO Smart C12」を5月1日より富士フイルムメディカル株式会社を通じて発売することを発表した。


画像はニュースリリースより

同商品は、独自開発のノイズ低減回路と画像読取技術のISS方式のFPDを搭載し、さらに蛍光体としてX線エネルギーの変換効率が高いCsI(ヨウ化セシウム)を採用した、低線量で高画質なX線撮影が可能なカセッテDR。

狭い保育器の中での新生児のX線撮影や、四肢や頭部など撮影範囲を限定したい場合のX線撮影において操作しやすい、四切サイズ(10×12インチ)で、低線量でも高画質なX線撮影が可能なため、できる限りX線量を抑えることが望まれる小児領域の撮影において、被ばく低減が期待できるという。

無線ブリッジ機能を搭載し、操作性を向上

また、フラットパネルセンサの裏面カバーの内側全面をリブ補強した独自のフレームと、軽量で高い強度性能で知られるマグネシウム合金を採用し、医療現場で求められるタフネス設計を実現。カセッテDRとして世界最軽量の1.6kgを実現しながら、世界トップクラスの全面耐荷重310kgの高い堅牢性を備えているという。フレームの側面はラウンド形状にして、病棟撮影時の患者とベッドの間への挿入性も向上させた。

さらに、一般撮影室と回診撮影で同製品を兼用する場合に、回診撮影用システムのドッキングスタンド(バッテリーチャージャー機能兼用)に同製品を差し込むだけで、通信先のコンソールを簡単に切り替えることができる「無線ブリッジ」機能を新たに搭載。操作性を向上させ、製品1台を有効に利用できるという。

▼外部リンク
富士フイルム株式会社 ニュースリリース

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