医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > テクノロジー > ビッグデータ解析などの技術開発のため、ヘルスケア開発センターをオープン−東芝

ビッグデータ解析などの技術開発のため、ヘルスケア開発センターをオープン−東芝

読了時間:約 57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年12月19日 PM05:45

ヘルスケア事業拡大、2016年度には500億円を投入予定

株式会社東芝は12月17日、神奈川県川崎市の同社小向事業所内にヘルスケア開発センターを開所したと発表した。同センターでは、ゲノム解析や生体センサーを活用したサービス開発とその要素となる次世代センシング技術やビッグデータ解析などの差異化技術の研究開発を推進する。


画像はプレスリリースより

同社は中期経営計画で掲げるヘルスケア事業の拡大に向け、研究開発費として、2016年度には2014年度の3割増しとなる500億円を投入するとともに、同センターを含めヘルスケア事業にたずさわる国内外の研究開発人員を約3,800名まで増員するとしている。

大学や研究機関との連携で早期の市場投入を目指す

ヘルスケア開発センターでは、同社子会社の東芝メディカルが手掛ける超音波診断装置やMRIなどの画像診断システムの開発計画の中から、研究開発センターや首都圏の大学・研究機関との連携効果の高いテーマを選定。早期の市場投入を目指した開発を行う。

また、これまでは、東芝メディカルが手掛けてきた画像診断装置を中心とする「診断・治療」、病気の発症リスクを低減する「予防」、病気や怪我の治癒後をケアする「予後・介護」、安全安心な生活環境づくりや健康をサポートする健康増進分野を中心に事業を展開するとしている。さらに同社グループの技術を融合させる「ニュー・コンセプト・イノベーション」によって、同社ならではの製品やサービスを順次市場投入するとしている。(

▼外部リンク
株式会社東芝 プレスリリース

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 テクノロジー

  • 幼児の睡眠改善アドバイスアプリ「ねんねナビ」にAI追加搭載、有用性を確認-阪大ほか
  • ステージ4肺がん、電カルデータから高精度に予後予測するAIを構築-近大ほか
  • ペット型ロボットは、無菌室での長期療養患者への心理面支援に「有効」-東京医科大
  • 介護保険の質疑応答、生成AIチャットボットのシステムを開発-岡山大
  • 視覚障害者を支援、AI活用の写真撮影システム「VisPhoto」開発-大阪公立大ほか