肥満は大人だけの問題ではありません。特に欧米では、子供たちの肥満についても、積極的な取り組みが行われ始めています。今回はカナダから、ティーンエージャーの体重管理のための運動は、筋トレと有酸素運動を組み合わせる方法が最も効果的との報告が寄せられました。

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調査の対象になったのは、カナダの14～18歳の304人。全員が健康的と考えられる体重を上回っていました。

参加者は4つのグループに分けられ、運動なし、筋トレのみ、有酸素運動のみ、筋トレと有酸素運動の組み合わせで、それぞれトレーナーの指導の下に、週4回を22週間続けてもらい、効果を比較しました。また、全員が4週間にわたり健康的な食生活を送るための指導を受けました。

その結果、筋トレも有酸素運動も、同じように体脂肪を燃焼させることが確認できました。しかし、2種類の運動を組み合わせると、効果がぐっと高くなることが判明したのです。その差はウエストサイズに現れました。1種類の運動を行った場合、平均4センチ減。そして、2種を組み合わせた場合では、7センチ減となったのです。

減量は、決して簡単な取り組みではありません。それだけに、効果的な方法を把握して取り組むようにしたいですね。（唐土　ミツル）

▼外部リンク
・Research study analyzes the best exercise for obese youths
・Effects of Aerobic Training, Resistance Training, or Both on Percentage Body Fat and Cardiometabolic Risk Markers in Obese Adolescents