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E型肝炎ウイルス感染、イングランドで広がる-ランセット誌

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2014年08月08日 PM03:30

225,000件の献血血液をHEV-RNA遡及スクリーニング

E型肝炎ウイルス(HEV)ジェノタイプ3の輸血感染が、広範囲で進んでいる可能性を示唆する研究報告が、イングランド公衆衛生サービス(PHE:Public Health England)などの研究者らにより発表され、7月28日、「ランセット(The Lancet)」電子版に掲載された。


画像はwikiメディアより引用

同研究では、2012年10月8日から2013年9月30日にかけてイングランド南東部で採取された225,000件の献血血液(ミニプール9,382件)について、HEV-RNA遡及スクリーニングが行われた。また、対象とされた献血血液の受血者についても追跡調査が行われた。

HEV-RNAウイルス血症者からの輸血、42%が感染

スクリーニングの結果、79件の献血血液からHEV-RNAジェノタイプ3が検出されたが(0.04%、2,848件あたり1件)、これらのウイルス血症者は供血時、血清陰性であった。HEV-RNAジェノタイプ3が検出された79件の献血血液から分離された血液成分は129件、そのうち62件が感染の同定前に輸血に使用された。

43名の受血者についてフォローアップした結果、18名(42%)に感染のエビデンスが確認された。これらの感染者のうち、3名については、リバビリンの投与または免疫抑制療法の変更により長期感染が除去された。また、10名に遷延性の感染が確認されたが、明らかな輸血後肝炎(軽度)と診断されたのは1名であった。

さらに、免疫抑制の状態下では、抗体陽転が妨げられ、遷延性感染となることが確認されたため、同報告は、感染血液(血液成分)受血の有無にかかわらず、遷延性のHEV感染者の同定を行い、抗ウイルス療法へとつなげるための施策を定める必要性を指摘している。(本田 基)

▼外部リンク
Hepatitis E virus in blood components: a prevalence and transmission study in southeast England

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