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ドセタキセルによるアルコール中毒症状に注意喚起−FDA

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2014年06月26日 AM11:00

中枢神経系に影響を及ぼす可能性あり

米国食品医薬品局(:Food and Drug Administration)は6月20日、静注抗がん剤ドセタキセル(製品名:タキソテール(Taxotere)、Docefrez、Docetaxel Injectionなど)の点滴投与中または投与後に、アルコール中毒症状もしくは酒酔いの感覚が生じる症例を確認し、注意喚起の通達を発表した。


画像はwikiメディアより引用

FDAは、副作用報告システム(FAERS:FDA Adverse Event Reporting System)のデータベースから、ドセタキセルが関連すると考えられるアルコール中毒症3例(2例は点滴中、1例は投与後24時間以内)を確認した。2例は点滴の注入速度を遅くすることにより症状が消失し、残りの1例は一過性であったという。

投与1~2時間後は、車および機器の運転操作などを避けるべき

ドセタキセルは、有効成分(AI:Active Ingredient)溶解のためにエタノール(アルコール)を含有しており、FDAは、エタノールが中枢神経系に影響を及ぼす可能性があるとしている。

FDAは、医療専門家向けに、下記の主な留意点を示している。

  • 「他の薬物療法を受けている」「肝障害を有する」などの理由により、アルコールの摂取を回避もしくは最小用量とすることが必要な患者に対しては、慎重な処方が求められる。
  • 投与1~2時間後は、車および機器の運転操作に影響が及ぼされる可能性がある。
  • 点滴の注入速度を遅くすることにより、症状が消失する可能性がある。
  • 各製剤処方(アルコール含有量)の違いを認識しておく。
  • 点滴静注中および投与後におけるアルコール中毒症状の徴候をモニターし、有害事象の発現があれば、FDAへの報告を行う。
  • 患者に対して、中枢神経系への影響も含めて、同剤が含有するアルコールがもたらす可能性のある作用について忠告する。

 (本田 基)

▼外部リンク
FDA warns that cancer drug docetaxel may cause symptoms of alcohol intoxication after treatment

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