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子どもへの虐待、新たな全米推計-JAMA Pediatrics

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2014年06月20日 PM03:00

既存推計の約10倍に

米国内における18歳以下で虐待を受けた子どもの比率について、新たな推計が行われた結果、これまで報告されてきた年率推計と比べて、約10倍の値になるとの発表が6月2日、米国医師会雑誌(小児科学)「 Pediatrics」(Journal of the American Medical Association, Pediatrics)電子版に掲載された。


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自己申告からCPS報告ベースに

子ども虐待の被害状況については、これまで自己申告の回顧的報告に基づいて、年間の比率が推計として報告されてきた。

これに対して今回のイェール大学などによる研究では、子ども保護サービス(CPS:Child Protective Services、児童保護局)の記録もしくは証言による虐待の報告が集積された全米子ども虐待データシステム(NCANDS:National Child Abuse and Neglect Data System)が用いられた。

18歳以下で虐待を受けた子どもは8人に1人

NCANDSが保有する2004年から2011年の子どもへの虐待報告5,689,900件から、合成コホートに基づく生命表が作成され、18歳までに虐待を受けた子どもの累積比率が人種・エスニシティ別/男女別/年別に算出された。

算出の結果、2011年において、18歳以下で虐待を受けた子どもの比率は12.5%(95%CI:12.5%~12.6%)で、8人に1人の比率となったという。この結果により、100人に1人という既存の報告値は、虐待の被害を約10分の1低く推定していることが示された。

また、女児(13.0%、95%CI:12.9%~13.0%)における累積比率の方が、男児(12.0%、95%CI:12.0%~12.1%)よりも高い値となった。

さらに、年齢別に見た比率については、乳幼児で最も高い値が示された。1歳以下から虐待を受けた子どもの比率は2.1%(95%CI:2.1%~2.1%)、5歳以下からでは5.8%(95%CI:5.8%~5.9%)となった。(本田 基)

▼外部リンク
The Prevalence of Confirmed Maltreatment Among US Children, 2004 to 2011

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