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緑茶が脳の情報伝達を活発に

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2014年04月28日 PM05:39
健康に良い緑茶、脳の働きも活発に

緑茶は認知能力を高めるのに有効らしい、という議論は以前から専門家の間で行われてきましたが、この仕組みが、脳神経が情報交換をする電気的信号の様子で裏付けられました。


(この画像はイメージです)

報告の元となった調査は、スイス・バーゼル大学の研究グループによって行われたもので、参加したのは12人の健康な男女です。乳清飲料を飲んだ人と、乳清飲料に緑茶エキスを27.5グラム混ぜたものを飲んだ人との間に違いが見られるかどうかを、脳のMRI画像診断を使って観察しました。

脳の情報伝達が活性化、情報処理能力もアップ!

すると、頭頂部から、前頭葉の脳神経の情報伝達が、活発になることが確認されたのです。画像診断上でのこの変化に一致するように、課題や情報を処理する能力が上がっていることも分かりました。

この結果から、緑茶は、認知機能にプラスに働きかけることが分かりました。また、この効果は緑茶を口にしてから、短時間で現れることも確認できました。

お茶には、様々な健康上のメリットがありますが、脳にも良い影響があるのですね。また、飲んですぐに効果が出るとはありがたい限りです。頭を使う仕事をするときは、これまでは気分をすっきりさせる目的で緑茶を飲みながらということがありましたが、これからは、脳の働き自体がアップすることも期待できそうですね。(唐土 ミツル)

▼外部リンク

Green tea extract enhances parieto-frontal connectivity during working memory processing
http://link.springer.com/article/

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