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スイス・ロシュ社 Lebrikizumab後期フェーズ2で重症喘息患者への有効性を確認

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2014年03月13日 PM04:30

発作頻度の軽減、肺機能改善が認められる結果に

F. ホフマン・ラ・ロシュ(以下、ロシュ社)はスイス現地時間の3月5日、コントロール不十分な成人の重症喘息患者におけるLebrikizumabの有効性などを評価するため実施している、後期第2相臨床試験(LUTE/VERSE試験)の新データを公表した。

発表データによると、Lebrikizumabは、特定のタイプの喘息を示すタンパク質であるペリオスチンの血中濃度が低い患者群では喘息発作を5%軽減したが、ペリオスチン血中濃度が高い患者群においては、喘息発作を60%軽減できたという。また、このペリオスチン血中濃度が高い患者群では、努力呼出息量の1秒量が増加し、肺機能も改善していることも示された。

安全性プロファイルは過去に実施した試験と同様で、忍容性も良好であったとされている。このデータから、ペリオスチン血中濃度を測定し、値が高い患者ではLebrikizumabで高い効果が得られると予測される。

(この画像はイメージです)

IL-13が関与するタイプの重症喘息治療などで期待

Lebrikizumabは、新規のヒト化モノクローナル抗体で、気道炎症や喘息発症に関与するサイトカインとして知られるインターロイキン13(IL-13)の作用を特異的に遮断する。よってIL-13が関与するタイプの喘息患者に、有益な効果をもたらすと見込まれている。現在、第3相国際共同試験が2本実施されている段階にある。

今回のデータから、ペリオスチンが抗IL-13治療の効果を予測するバイオマーカーになる可能性が強く示唆され、この濃度を測定する血液検査により、Lebrikizumabを投与すべき患者を選択できると考えられている。(紫音 裕)

▼外部リンク

ロシュ社 プレスリリース
http://www.roche.com/media/media_releases/

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