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プレガバリンがRLS治療薬としての優位性を立証-NEJM誌

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2014年03月03日 PM02:00

副作用、従来薬より低く

下肢静止不能症候群(むずむず脚症候群、、RLS:restless legs syndrome)の治療において、ドパミン作動性の従来薬であるプラミペキソールよりも、非ドパミン系薬のプレガバリンを使用する方が、副作用の危険性が少ないことが明らかになった。

これは、米・ジョンズホプキンス大学のリチャード・P・アレン氏(Richard P. Allen, Ph.D.)らによる二重盲検RCTの報告によるもの。2月13日、電子版「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(NEJM:The New England Journal of Medicine)」に掲載された。

(画像はwikiメディアより引用)

RLS症状の改善率も、より高く

ドパミン作動薬プラミペキソールは、長期投与によりRLS症状の悪化を招く可能性があるとされている。

アレン氏らが行った52週間の試験では、182名がプレガバリン1日300mg投与群、180名がプラミペキソール1日0.5mg投与群、178名がプラミペキソール1日0.25mg投与群、179名がプラセボ群に割り付けられた。

同試験の結果、12週間における症状の改善率は、国際 RLS 研究グループ重症度スケール(IRLS:International Restless Legs Syndrome Study Group Rating Scale)で評価され、プレガバリン群の方が平均スコアの比較で、プラミペキソール群より4.5ポイント高かった(P<0.001)という。

また、臨床的総合印象尺度-改善度(臨床全般改善度、CGI-I:Clinical Global Impression of Improvement)による評価では、症状が「非常に大きく改善した」または「大きく改善した」患者の割合が、プレガバリン群71.4%に対してプラミペキソール群46.8%となった(P<0.001)。

40週間、または52週間投与後における症状の増大や悪化(augmentation)については、プレガバリン群2.1%に対して、プラミペキソール1日0.5mg投与群は7.7%(P=0.001)、プラミペキソール1日0.25mg投与群は5.3%(P=0.08)となり、プラミペキソール1日0.5mg投与群と比較した場合、プレガバリン投与による症状の増悪が有意に低いことが示された。(本田 基)

▼外部リンク

Comparison of Pregabalin with Pramipexole for Restless Legs Syndrome
http://www.nejm.org/doi/

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