医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 【速報】月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による血栓症について「安全性速報」が発報

【速報】月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による血栓症について「安全性速報」が発報

読了時間:約 49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年01月17日 PM01:07

血栓症による死亡が3例報告

バイエル薬品は1月17日、月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による血栓症について安全性速報を発報した。発報の背景について、同速報では、

2010年11月16日の販売開始以降、2014年1月7日までの間に、本剤との因果関係が否定できない血栓症による死亡が3例報告されております。このような状況を考慮し、本剤の「使用上の注意」に「警告」を新設し注意喚起することに致しました。(バイエル薬品株式会社 リリースより)

としている。

(画像はイメージです)

服用による血栓症で致死的な経過をたどることも

警告の詳細は

本剤の服用により,血栓症があらわれ,致死的な経過をたどることがあるので,血栓症が疑われる次のような症状があらわれた場合は直ちに投与を中止し,適切な処置を行うこと.
血栓症が疑われる症状
下肢の急激な疼痛・浮腫,突然の息切れ,胸痛,激しい頭痛,四肢の脱力・麻痺,構語障害,急性視力障害等 患者に対しても,このような症状があらわれた場合は,直ちに服用を中止し,救急医療機関を受診するよう説明すること.(同リリースより)

となっている。(QLifePro編集部)

▼外部リンク

バイエル薬品 安全性速報「月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による血栓症について」
http://www.bayer-hv.jp/hv/files/pdf.php/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 日本人がアフターコロナでもマスク着用を続けるのは「自分がしたいから」-阪大ほか
  • 乳児股関節脱臼の予防運動が効果的だったと判明、ライフコース疫学で-九大ほか
  • 加齢黄斑変性の前駆病変、治療法確立につながる仕組みを明らかに-東大病院ほか
  • 遺伝性不整脈のモデルマウス樹立、新たにリアノジン受容体2変異を同定-筑波大ほか
  • 小児COVID-19、罹患後症状の発生率やリスク要因を明らかに-NCGMほか