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ビタミンEがアルツハイマー病の進行を鈍化-JAMA誌

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2014年01月09日 AM06:00

軽~中程度のアルツハイマー病患者を対象に

ビタミンEがアルツハイマー病の進行を鈍化させる効果があるという研究報告が2013年12月31日、米国医師会雑誌()に発表された。

Minneapolis VA Health Care SystemのMaurice W. Dysken教授らは、約2年間にわたり、600人以上のアルツハイマー病患者を調査。軽~中程度のアルツハイマー病でアセチルコリン・エステラーゼ阻害剤を服用中の患者613人を「ビタミンEのみ(2,000 IU/日)」、「メマンチンのみ(20 mg/日)」、「ビタミンEとメマンチン」、「プラセボ群」のグループに分け、その効果と安全性を比較した。

(画像はwikiメディアより引用 Image:by Klunkwe

病気の進行が19%鈍化

研究の結果、「ビタミンEのみ」を服用したグループは、約2年間で6.2カ月も病気の進行が鈍化。プラセボ群と比較すると、19%(1年に換算した場合)の鈍化である。また、介護に要する時間にすると、1日あたり2時間の減少であるという。

一方、「メマンチンのみ」を服用したグループ、および「ビタミンEとメマンチン」を服用したグループでは、プラセボ群と比較して臨床的な違いはみられなかった。

ただし、以前の研究で高レベルのビタミンEの摂取が、他の薬物との相互作用により、脳内出血やがんを引き起こす可能性が疑われている。専門家は、許可なしにビタミンEを摂取することに対し、警告している。(太田みほ)

▼外部リンク

Use of Vitamin E By Patients With Mild to Moderate Alzheimer Disease Slows Functional Decline
http://media.jamanetwork.com/news-item/

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