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健康的ライフスタイル 5項目実践で無病生存期間を延長

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2013年12月21日 AM06:00

禁煙・BMI・食事・定期的運動・アルコール摂取量が関連

英カーディフ大学のピーター・エルウッド氏らにより、健康的な生活と、認知症および生活習慣病との関連を検討したコホート研究の結果がまとめられた。この結果は12月9日、専門誌「PLOS ONE」に掲載された。

報告によると、禁煙、適正なBMI、健康的な食事、定期的な運動、低・中等量のアルコール摂取の5因子が、無病生存期間の延長と、認知症および認知障害リスク、糖尿病、血管疾患の低下との関連を示したという。

(この画像はイメージです)

総死亡率、糖尿病、血管疾患、、認知障害の発症率が低下

イギリスのCaerphillyに住む45~59歳の男性2,235人を対象に、1979年から2009年までの30年間におよぶ追跡調査が行われ、(1)禁煙、(2)適正なBMI、(3)健康的な食事(フルーツと野菜の十分な摂取)、(4)定期的な運動、(5)低・中等量のアルコール摂取の5項目について、実践の有無を聞き取るとともに、糖尿病、血管疾患、がんの発症率、死亡率の確認と、認知状態の検査を行った。

調査の結果、上記の健康的な生活行動のうち4~5項目を実践している男性で、糖尿病(オッズ比(OR):0.50、95%CI、0.19~1.31、P<0.0005)、血管疾患(OR:0.50、95%CI、0.30~0.84、P<0.0005)の各発症率が低下、そして総死亡率(OR:0.40、95%CI、0.24~0.67、P<0.005)が低下を示した。また、血管疾患の発症時期の遅れが、最高で12年となったという。

さらに、認知障害の発症率低下(OR:0.36、95%CI、0.12~1.09、P<0.001)、認知症の発症率低下(OR:0.36、95%CI、0.07~1.99、P<0.02)がみられた。

がんの発症と生活行動については、禁煙によるがんの発症率低下(OR:0.65、95%CI、0.54~0.79)以外に、有意の関連は得られなかったとしている。

健康的な生活行動の実践率、極少

調査の結果により、健康的な生活行動と糖尿病、血管疾患、認知症リスク予防との強い関連が示されたものの、5項目全てを実践している男性は全体の1%以下、4~5項目を実践している男性は5%であり、この割合は、1979年と2009年のいずれの測定時点においても変化がなかったという。(本田 基)

▼外部リンク

Healthy Lifestyles Reduce the Incidence of Chronic Diseases and Dementia: Evidence from the Caerphilly Cohort Study
http://www.plosone.org/article/

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