医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 海外 > FDA sorafenibを甲状腺がん対象の追加適応承認

FDA sorafenibを甲状腺がん対象の追加適応承認

読了時間:約 1分2秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年12月03日 PM08:03

放射性ヨウ素治療に反応しない患者の治療にも

米食品医薬品局(FDA)は現地時間の11月22日、「Nexavar/ネクサバール」(一般名:sorafenib/)に関して、適応を拡大する追加の承認を行ったと発表した。対象は、局所再発型、または転移性の進行した分化型甲状腺がんとしている。放射性ヨウ素治療に反応しない患者の治療に新たな選択肢をもたらすものとなる。

申請は、優先審査が適用され、Nexavarの安全性と有効性は、局所再発または転移性、放射性ヨウ素治療に反応しない進行性の甲状腺がん、417人の患者を含む無作為化試験で示されている。

(画像はwikiメディアより引用)

甲状腺ホルモン補充療法の調整必要患者は増

Nexavar群では、41%で無増悪生存期間を有意に延長したことが認められたという。中央値でNexavar群が10.8カ月に対し、プラセボ群は5.8カ月となっている。Nexavarにおいて多くみられた有害事象は、下痢や疲労感、感染症、脱毛、手足皮膚反応、発疹、体重減少、食欲不振、吐き気、胃腸および腹痛、高血圧症などとなっている。

なお、このNexavarによる治療で、甲状腺ホルモン補充療法の調整が必要になった患者が多かったと報告されている。

FDAでは、2005年に進行性腎がんの治療薬としてNexavarを承認、2007年には、外科的には切除不能の肝臓がんの治療にも適用を拡大し、承認している。(紫音 裕)

▼外部リンク

FDA ニュースリリース
FDA approves Nexavar to treat type of thyroid cancer
http://www.fda.gov/newsevents/newsroom/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 海外

  • 【米国】医療用大麻の合法化、9割が支持
  • カフェインによる食欲抑制効果は長続きしない可能性
  • 患者が症状を話せる”持ち時間”はわずか11秒
  • 人工甘味料入り飲料が結腸がんの再発や死亡リスクの低減に有効な可能性
  • サラミやソーセージなど加工肉に含まれている「硝酸塩」が躁病の発症に関連か