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大阪大学と住友商事 次世代がん治療装置を開発

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2013年09月18日 AM10:31

実用的装置の開発として世界初

9月6日、大阪大学と住友商事株式会社は、次世代がん治療装置(BNCT装置)の開発に成功したことを発表した。難治療性のがん治療に効能を有する「ホウ素性中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy:BNCT)」分野において、世界初の低被ばくで病院に併設可能な実用的装置の開発となる。

(この画像はイメージです)

BNCTは、ホウ素の中性子と反応しやすい性質を利用し、ホウ素を取り込んだがん細胞に中性子を照射することにより、がん細胞のみを選択的に内部から破壊する最新の治療法。研究グループは液体リチウムを使用することで、BNCTに最適な低速中性子線を得ることに成功したという。製作した実用機のプロトタイプモデルは、バーミンガム大学での性能評価試験で、治療に必要な中性子量を十分に得ることができること、不要な放射線による被ばくが非常に低いことを確認したとしている。

許認可申請は2016年頃を目指す

ニュースリリースでは、今後は国内の病院と協力し2014年には実用1号機の製造開始、2016年頃には許認可の申請を行いたいとしており、

さらに、欧米の病院や大学とも協力し、欧米医療機関への許認可取得も視野に入れ、液体リチウム方式によるBNCTの確立を目指します。(住友商事株式会社 ニュースリリースより引用)

とも述べられている。(小林 周)

▼外部リンク

住友商事株式会社 ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=27107

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