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椎間板ヘルニアのMRI所見は転帰との相関はなし

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2013年04月03日 PM02:13

椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の関係

椎間板ヘルニア治療1年後の所見では、坐骨神経痛の転帰と関係しないということが、オランダLeiden大学医療センターのAbdelilah el Barzouhi氏らによる研究でわかった。詳細は、NEJM誌2013年3月14日号に報告されている。

坐骨神経痛になってしまう主な原因は、椎間板ヘルニアである。多くの患者の下肢の痛みは、8週間以内に消失すると言われている。しかしそうではなく治療を続行しても症状が持続する患者もいるため、そのような患者に対しては手術が行われる。しかしヘルニアの手術を受けたとしても、坐骨神経痛の症状が消失することはない。または再発する患者が15~20%程度である。

MRI検査は坐骨神経痛の症状が、持続する患者にしばしば用いられる。しかし、MRI所見と臨床転帰の関係については様々な議論があった。

両者に差はあまりないという結果

今回の研究では、登録した患者283人を対象に分析を行った。これらの患者は1年後にMRI検査を受けていた。1年時のMRI画像上の椎間板ヘルニアを評価したところ、このMRI検査を受けていたのは267人で、そのうちの131人が外科手術群、そして136人が保存的治療群に割り付けられていた。また、保存的治療群の内の54人が1年以内に手術を受けていた。

割り付け治療で評価したヘルニア患者について、ヘルニアのない患者と比較した1年後の転帰良好のオッズ比を求めたところ、0.82(0.40-1.71、P=0.60)となった。両群ともに近い比率で「良くなった」という結果だ。

坐骨神経痛を有して椎間板ヘルニアの治療を受けた患者の1年時のMRI画像では、転帰良好と不良を識別することができなかった。「坐骨神経痛の症状が持続または再発した患者における、MRI画像所見の意味合いに関しては、今後も検討が必要である」と著者らは述べている。(福田絵美子)

▼外部リンク

NEJM誌 2013年3月14日号
http://www.nejm.org/doi/

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