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むずむず脚症候群を薬物療法で改善

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2013年03月20日 PM08:13

むずむず脚症候群の薬物療法

むずむず脚症候群患者に対して、ドパミン受容体作動薬とCaチャネルα2δリガンドによる薬物療法を行うと、症状が改善するということが確認された。米Minneapolis VA Health Care SystemのTimothy J. Wilt氏らがこの研究を行い、論文はJAMA Intern Med誌電子版に2013年3月4日に報告されている。

むずむず脚症候群というのは、神経障害の一種である。この病気の症状としては、不快感によって脚を動かさないではいられないというような感覚に苦しむ。症状が重い場合は仕事や、情緒面などに影響が及ぶ可能性がある。またむずむず脚症候群によって睡眠がとれず、精神面の不調やうつになるということもある。

米国では、ドパミン受容体作動薬とCaチャネルα2δリガンドが承認を得ているが、治療薬の選択に役立つ検査というのは不足している。

そのため著者らは、薬物療法の有効性や安全性を評価するために研究を行った。

今回の試験では、米国内で承認を得ている薬物を使用した。症状が改善したかどうかということは、50%症状が軽減した場合とする。

(この画像はイメージです)

薬物療法によって睡眠も改善

この研究ではIRLSスコアを使用したのだが、IRLSスコアというのは国際むずむず脚症候群研究グループが作成した重症度の評価指標のことである。回答の合計スコアとしては0~40。10以下が軽症、11~20が中等症、21~30が重症、31以上は最重症と判断されることになっている。

今回の研究で「大きく改善」「非常に大きく改善」と判断された患者の割合は、ドパミン受容体作動薬群が68%、プラセボ群が46%であった。とくにドパミン受容体作動薬については、患者の睡眠の改善も確認された。また薬物療法による有害事象は悪心や嘔吐、嗜眠などで、プラセボ群に比べると、ドパミン受容体作動薬群の方はこの症状が出る場合が多かった。

この研究の結果、ドパミン受容体作動薬とCaチャネルα2δリガンドがむずむず脚症候群の症状を軽減し、睡眠などを改善するということがわかった。(福田絵美子)

▼外部リンク

Intern Med誌電子版
http://archinte.jamanetwork.com/

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