医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 鍼療法の花粉症・アレルギーへの有効性

鍼療法の花粉症・アレルギーへの有効性

読了時間:約 1分25秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年02月22日 AM09:13

くしゃみ、鼻水、目のかゆみ 鍼で花粉症を軽減か

鍼療法によって、花粉症など季節によって現れるアレルギーの症状を緩和することができると、ドイツの研究者たちが臨床試験によって証明した。

この論文は、ベノ・ブリンファウス博士率いるチャリテ大学メディカルセンターの研究チームによって、19日、Annals of Internal Medicineに掲載された。

鍼療法については、限られた科学的証拠しかないものの、世界で約18%もの花粉症患者が、治療法として利用している。

(Wikipediaより引用)

効果は見られるが、一時的なものにすぎない

実験は、422人の花粉症の患者を3つのグループに分けて行われた。それは、鍼治療と抗ヒスタミン剤を使用するグループ、偽の鍼治療(鍼に見せかけて、特に効果のない場所にランダムに針を置く)と抗ヒスタミン剤を使用するグループ、そして抗ヒスタミン剤のみを使用するグループだ。使われた抗ヒスタミン剤は、セチリジンであり、患者が症状によってさらに必要と感じた場合には、経口コルチコステロイド剤の使用も許された。

8週間後、鍼療法を受けたグループは、他に比べて、症状が軽くなった。しかし、鍼療法をやめれば、症状はもとの状態に戻ったことから、この効果は短期的なものだと結論づけられた。

ブリンファウス博士は、統計的に見れば、鍼療法が花粉症患者の生活の質を向上させたことは確かだが、これが臨床的に大きな改善をもたらすかどうかははっきりしていない、と論文を締めくくる。(長谷川優喜)

▼外部リンク

Annals of Internal Medicine :Acupuncture in Patients With Seasonal Allergic Rhinitis: A Randomized Trial
http://annals.org/

MedPage Today:Acupuncture Pins Hay Fever, but Briefly
http://www.medpagetoday.com/

GlobalPost:Hay fever can be treated with acupuncture, study suggests
http://www.globalpost.com/

このエントリーをはてなブックマークに追加
TimeLine: , ,
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 赤ちゃんは善悪の振る舞いをもとに公平性を判断-京大
  • 短周期の体内時計「ウルトラディアンリズム」を生む新たな脳領域を特定-北大
  • オメガ3系脂肪酸の抗不安効果をメタアナリシスで確認-国がん
  • 卵巣がんの薬剤耐性に関与する新たな標的分子「TIE-1」を同定-東北大
  • 柑橘系果物の匂いでオレンジ色への注意や記憶成績が抑制-九大