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妊婦の葉酸の摂取が自閉症障害リスクを下げる

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2013年02月19日 PM05:13

葉酸サプリメント摂取で自閉症リスク49%低下

妊婦が葉酸を摂取することで、子どもが自閉症スペクトラム障害(自閉症やアスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害)になる確率が低くなるかどうか調査が行われた。

(この画像はイメージです)

ノルウェー母子コホート研究(Norwegian Mother and Child Cohort Study,MoBa)が、2002年から2008年に生まれた85,176人の子どもを対象に、2012年3月31日まで追跡調査した。年齢範囲は3.3〜10.2歳で、平均で6.4年に渡って調査した。

葉酸サプリメント摂取期間は妊娠4週間前から妊娠後8週間。

計270名の子どもが自閉症と診断された。母親が葉酸サプリメントを摂取した子どもでは0.1%、一方、非摂取では0.21%で、調整後オッズ比(OR)は0.61(95%CI,0141-0.90)と、葉酸サプリメントの摂取群はリスクが49%減少した。専門家が調査結果を診断した。

しかしこの関連性は、アスペルガー症候群および広汎性発達障害には見られなかった。

因果関係の確立はできないが、葉酸の摂取は自閉症のリスク低下に効果がある。

妊娠を計画している女性は一日400μgの摂取が必要

葉酸の成人男女の1日あたりの推定平均必要量は200μg、上限量が1,000μg。妊娠期および授乳期の推定平均必要量は370μgおよび280μg、推奨量はそれぞれ440μgおよび340μgである。

また、妊娠を計画している女性は1日あたり400μgの摂取が必要である。これは受精後1〜2週間目にはすでに、胎児の中枢神経ができ始め、このとき葉酸が欠かせないからである。

葉酸を多く含む食品には、レバー、緑黄色野菜、果物がある。

葉酸は水に溶けやすく、光と熱に弱いため、新鮮な生野菜や果物が推奨される。

ただし、過剰摂取による害も当然ある。(大沢雅子)

▼外部リンク

The Journal of the American Medical Association
http://jama.jamanetwork.com/ 

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