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バイアグラが白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変換-マウス実験 ドイツ研究

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2013年01月16日 PM07:13

シルデナフィルが脂肪細胞の変換に効果

バイアグラは勃起不全(ED)の治療薬だけではなく、不要な脂肪細胞を変換する効果があることがドイツ・ボン大学のマウスを使った研究で判明した。

研究結果は、学術雑誌「The Journal of the Federation of American Societies for Experimental Biology(FASEB)」に9日、発表された。

研究チームは、肥満マウスに7日間、バイアグラの作用物質である「シルデナフィル(sildenafil)」を投与。その結果、マウスの体重が減少。シルデナフィルは、下腹部やお尻、太もも、背中、腕の上部、内臓の回りなどに多く存在する白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変換した。

さらに、ある特定の状況下では、肥満による合併症のリスクが低下することも分かった。

(この画像はイメージです)

シルデナフィルの効果

シルデナフィルは、生体内で環状グアノシン一リン酸 (cGMP)の分解を行っている5型ホスホジエステラーゼ(PDE-5)の酵素活性を阻害する。これが陰茎周辺部のNO作動性神経に作用して血管を拡張させ、血流量が増えることによって機能すると考えられている。

また、陰茎に限らず脳を介した血管拡張を促進する作用がある。

(Wikipediaより引用)

ボン大学の薬理学・毒物学研究所のアレクサンダー・プァイファー博士は、長年、環状グアノシン一リン酸(cGMP)の効果について研究してきた。そこで、バイアグラに注目したという。

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞

脂肪を蓄える方の脂肪細胞は「白色脂肪細胞」と呼ばれ、体温維持などを目的として脂肪を燃やす脂肪細胞は「褐色脂肪細胞」と呼ばれる。

褐色脂肪細胞は首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、心臓、腎臓の周りの5か所に分布され、褐色脂肪細胞が多い人はエネルギー代謝が高く、太りにくいことになる。

白色脂肪細胞は、体内に入った余分なカロリーを中性脂肪の形で蓄積する働きがある。肥満に伴って大型化した白色脂肪細胞が増加すると、脂肪細胞の機能不全に陥る。

内臓のまわりに過剰蓄積すると、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の発症につながり、脂質代謝異常や炎症などを引き起こすことがある。

今はまだ基礎研究の段階で、研究結果はマウス実験だけによるものである。ヒトの白色脂肪細胞を減少させる薬剤であるかどうかを導き出すには、まだ長い道のりが待っている。

▼外部リンク

学術雑誌「The Journal of the Federation of American Societies for Experimental Biology(FASEB)」
http://www.fasebj.org/

ボン大学付属病院のプレスリリース
http://www.uniklinik-bonn.de/

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