その数、便座の20万倍超
11月20日付けでMailOnlineに掲載された記事によると、台所のスポンジは家の中でもっとも汚く、その細菌数は便座の20万倍以上だという。
最近の研究では、1平方インチあたり1000万個の細菌が台所スポンジから、また、食器拭きからは100万個の細菌が検出されたという。

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イギリスの優れた微生物学者の1人である、ヒュー・ペニントン教授も、家庭内で最も汚いものは台所スポンジであることに同意しており、こういった事実の裏には科学的背景があるのであって、それは常識なのだと強調している。
同教授によると、台所スポンジによく見つかるというカンピロバクターと呼ばれる細菌は、自然界に普通に存在するものなのだが、ギランバレー症候群を引き起こしかねないのだという。

ロンドン大学ウイルス学教授で衛生評議会会長でもある、ジョン・オックスフォード氏も、台所スポンジはすべてのケースで最も汚い、と付け加えている。
清潔に保つように
また、アリゾナ大学の微生物学教授、チャールズ・ゲルバ教授は、家庭にある器具から拭き取った細菌のタイプと増え具合を調べる研究をしており、教授によれば、台所スポンジや、食器拭き、繰り返し使う買い物袋など、身近なものについて、もっと注意を払うべきだという。

食器洗いには欠かせない台所スポンジ、毎日使うものだから清潔に保つよう、日常的に気をつけたいものだ。
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MailOnline
http://www.dailymail.co.uk/health/