医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > 9割の医学部で学生の学力が低下、ゆとり教育が原因か

9割の医学部で学生の学力が低下、ゆとり教育が原因か

読了時間:約 1分5秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年11月19日 PM08:13

医学部学生の学力が低下しているのではないかと指摘

全国医学部長病院長会議で、医学部学生の学力に関するアンケート結果を公表した。今年の5、6月にかけて全国80の公私立大学の医学部長や、教育担当者に対してアンケートを行った結果である。

医学部の多くの教員からは、学生の学力が低下しているという意見が多かった。今回アンケートを行った大学は75校と、前年調査時の68校よりも増えている。学生の学力が低下したと思う理由として、講義中の私語が多いことや教員の指示に対する対応が悪いなどの変化が47校と最も多かった。

またその次は進級試験不合格者数の増加が42校、成績低下が41校となっている。実際に各学校の留年率を見てみると、2008年から留年者が増加している。

(この画像はイメージです)

医学部の定員増は教員の負担が増すと懸念

どうして学力が低下したのかというと理由としては、ゆとり教育を挙げる大学が65校と最も多い。今の医学生は高校までずっとゆとり教育であった。また医学部定員の増加は58校、学生のモチベーションの低下が44校である。

学生の学力低下に対して、何かの対策をしているのは77校。教務委員会で対策をしているが52校、カリキュラムなどの改革を行っているが51校、個人的の面談を実施が49校であった。

学力だけでなく生活に関して問題を抱えていることも多い。メンタル的に問題がある学生の増加が62校、社会的な規範を守らない学生の増加が50校、学生の学習意欲の低下が48校と多かった。今後の医学部の定員増については、医学生の資質の更なる低下が考えられるため、教員の負担が増すのではないかという懸念もある。

▼外部リンク


http://www.ajmc.umin.jp

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【厚科審小委員会】「ゾフルーザ」備蓄見送り-現時点で臨床データ不足
  • 【厚労省】「ゾレア」に効能変化の特例-14成分に市場拡大再算定
  • 【厚労省】緊急避妊薬の研修で通知-オンライン診療に対応
  • 【19年度の登録販売者試験】全国で2万8328人が合格-平均合格率は43.4%に
  • 【厚労省】一部OTC薬も迅速審査-豪州で早期上市可能に