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マルチビタミンの常用で、発がんリスクを下げる可能性

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2012年11月12日 PM08:13

マルチビタミンが、がんのリスクを低下させる可能性を発見

ハーバード大学医学部のJ. Michael Gaziano氏らが、がんに関する新たな知見を発表した。マルチビタミンを長期間常用することで、がんの発症リスクを8%低下させる事をアメリカの男性医師を対象に行った調査実験でわかった。実験結果は雑誌JAMAの電子版に2012年10月で公開されている。



サプリメントの種類というのは多く、常用している人も多い。その中で最も多くの人が利用しているのがマルチビタミンである。アメリカ人の成人、約3分の1はマルチビタミンを使用していると言われている。そのため今回の実験ではマルチビタミンを使用した。

以前からマルチビタミンを使用して、がんの罹患率や死亡率の関係を調査した研究というのは行われている。しかし関連性を見出すことは出来なかった。そこでアメリカの男性医師を対象に、がんになるリスクや死亡とマルチビタミンの関係を詳細に分析することにした。



(この画像はイメージです)

マルチビタミンを服用する理由は栄養不足を補うため

マルチビタミンに関する実験の対象となったのは、50歳以上の男性医師1万4641人である。評価の指標として前立腺がんや大腸がん、その他の部位のがんのリスクを設定した。

一定の期間がたってから調べてみると、マルチビタミン服用群の男性医師のがん発症リスクは、マルチビタミンを服用していない群と比較して低かった。

成人がマルチビタミンを使用する理由で最も多いのは栄養不足を補うためであるが、男性医師を対象とした今回の調査実験では、マルチビタミンを常用すると、わずかではあるが、がんの発症リスクを低減する可能性が明らかになった。

今後は、それ以外の部位にマルチビタミンの影響があるのかということを、分析して報告する予定としている。


▼外部リンク


http://jama.jamanetwork.com/journal.aspx

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