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ビールは寝たきりを防止する?!徳島大学の偉大な発見

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2012年09月21日 PM08:00
老化防止の「プレニル化フラボノイド」

ビールの原料であるホップには「プレニル化フラボノイド」という成分が多く含まれている。

この成分が寝たきりの原因となる筋肉老化を防ぐ働きをすると徳島大学の寺尾純二教授(食品機能学)率いる研究チームがデータをまとめ、アメリカのオンライン科学誌プロスワンにおいて発表した。

※画像はイメージです

マウスで実験

この研究は脚を麻痺させて「寝たきり状態」にしたマウスを実験体として行われた。
ホップ入りの餌とホップなしの餌の2種類を用意して2週間にわたり行われた実験結果は、ホップ入りの餌を食べたマウスの筋肉老化が抑制されたという。

このことから、徳島大学はホップに含まれているプレニル化フラボノイドの活用方法を提案した。宇宙の無重力空間やけがや骨折などによって手や足を長い間固定している間に起こる筋肉の委縮にも効果があるという。

今後の課題

実験はマウスを通して行われたので、これを人間に適用するにはホップの乾燥粉末で毎日1キロの摂取が必要であるという。もし、これをビールに換算すると83リットルから2万リットルという恐ろしい数字になる。

今後の課題は、プレニル化フラボノイドを豊富に含む薬やサプリメントの開発である。これが実現できた暁には医療界に新たな歴史が刻まれることとなる。

▼外部リンク

徳島大学食品機能学分野 ホームページ
http://www.tokushima-u.ac.jp/med/culture/shokuhinkino/

米国オンライン科学誌プロスワン(英語)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0045048

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