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障がい児が生まれる原因に父親の年齢が関係していた!?

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2012年09月09日 PM08:10
父親の年齢と遺伝子変異の関係

これまで、女性の高齢出産が、ダウン症などの子の染色異常を引き起こす主な原因とされてきたが、父親が高齢という場合でも、子が障がいを持って生まれるリスクが高まることが分かった。

2012年8月22日付の科学誌、「ネイチャー」に掲載された論文によると、年齢の若い父親に比べ、比較的高齢の父親の場合、新規の遺伝子変異をより子どもに伝える可能性が高く、その結果、自閉症や統合失調症などの障がいを持った子どもが生まれる確率が上がるというのだ。

これは、アイスランドにおいて、子どもが自閉症、もしくは統合失調症と診断された78の家族に対して行われた研究の結果である。

父親の平均年齢と自閉症児数の関係

今回の研究結果で明らかになったことは、20歳の父親が子どもに伝えるエラーは平均で25なのに対して、40歳の父親が子どもに伝えるエラーは65になるということ。つまり、年齢が1上がる毎に、子に伝えるエラーは2ずつ増える計算になるのだ。

研究が行われたアイスランドでは現在、男性が父親になる平均年齢は33歳で、年々上がり続けている。論文の主執筆者であるカリ・ステファンソン博士は、この事実と、自閉症児の増加は関係している可能性が非常に高いと述べている。

▼外部リンク

Genetics: The rate of human mutation(ネイチャー誌リンク)
http://www.nature.com/nature/journal/v488/n7412/full/488467a.html

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