医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品 > ゴキブリの脳から有望な抗生物質、大腸菌死滅

ゴキブリの脳から有望な抗生物質、大腸菌死滅

読了時間:約 49秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年07月16日 AM08:00
ゴキブリがヒトを救うのか

ゴキブリの脳がヒトにとって致死性のある細菌を死滅させる天然の抗生物質を作り出すことを発見した、イギリスのノッティンガム大学のサイモン・リー氏の研究チーム。この研究の予備報告は、ノッティンガム大学で2010年9月6~9日に開催された英国総合微生物学会で発表された。

実験室でゴキブリを解剖し、組織と脳を分析し9種類の抗菌性の分子を調べたところメチシリン耐性黄色ブドウ球菌()や大腸菌を殺傷した。
また同様に3種のバッタも細菌を殺す分子を持っていたという。

不潔だからこその抗生物質

ゴキブリなどの昆虫の生息環境は非衛生的で、様々な細菌から身を守るために生命活動を司る脳が抗生物質を分泌すると考えられている。

実際に虫の脳から医薬品が開発されることになるかはまだ先の話だが、この抗生物質をヒトの細胞に付加する実験では有害性は確認されなかったという。

従来の抗生物質に耐性のある細菌による感染から人類を救うのは、日頃不潔な目で見ていたゴキブリの脳なのかもしれない。

▼外部リンク

英国総合微生物学会
http://www.sgm.ac.uk/

日本で処方される抗生物質製剤添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/3/抗生物質

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品 海外

  • ボトックス注射がうつ病を緩和?約4万人のデータで判明
  • オフェブ、SSc-ILDとPF-ILDの適応追加でセミナー開催-日本ベーリンガーインゲルハイム
  • エリスロマイシンが炎症を抑えるDEL-1を誘導し、肺炎と歯周炎を制御-新潟大ほか
  • 新規VEGF阻害薬「ベオビュ」の登場で見えた、加齢黄斑変性治療の未来-ノバルティス
  • 経腟分娩による「痛みの感じ方」、実はある遺伝子変異が関与している?