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ベリー系果実の摂取がパーキンソン病予防に効果

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2012年05月30日 PM06:00
週2回以上のベリー系果実摂取が、パーキンソン病発症の危険性を下げる可能性

Neurology誌に掲載された新しい研究によると、週2回以上ベリー系の果物を食べている人は月1回以下しか食べていない人に比べ、男女にかかわらずパーキンソン病にかかる割合が25%も少ないという結果が示された。

フラボノイドの効果 男性により効果あり

なぜこれらの果物が効果的なのかはわかっていないが、ベリー系果実には、脳細胞をダメージから守る、・ポリフェノールとしてよく知られる、抗酸化物質が豊富に含まれていることが原因かと考えられる。

また男女比を見てみると、男性のほうが女性に比べより多く効果が見られている。

つまり、男性のほうがベリー、茶、りんご、赤ワインなど日常的により多く摂取し、食品の中ののフラボノイドをとる傾向があり、摂取量の少ない人に比べ、40%ほどパーキンソン病にリスクを軽減できている。

ただ、多くのフラボノイドを摂取している女性については、摂取量の少ない人に比べ、リスクが減少するとは必ずしもいえない。

13万人を対象に調査 うち800人には追跡調査も

この調査は13万人の男女に行われた。うち800人はパーキンソン病患者で29年間追跡調査されている。
パーキンソン病は脳細胞が作り出すドーパミンが少しずつ減っていくことにより起こる進行性の神経性病である。

ボストン・ハーバード大学医学部の研究員である、シャン・ガオ氏は語った。

「主な調査結果として、ベリー系果実はパーキンソン病のリスクを軽減することにつながっている。そもそも、ベリーは他の病気にも効果的であるため、日常的にベリーを食べることは悪いことではない。」

また、米・ニューヨーク市、Columbia University Medical Centerの脳神経科准教授ロイ・アルカレイ氏によると、

「興味深いが、もっと検証が必要。さらに研究する価値は、確かにある。」

としている。

▼外部リンク

neurology誌
http://www.neurology.org

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