医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 重い心臓病に苦しむ患者に朗報!岡山大学病院 心臓再生医療の効果を確認

重い心臓病に苦しむ患者に朗報!岡山大学病院 心臓再生医療の効果を確認

読了時間:約 46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年05月26日 AM10:00
7例全てが心機能向上

岡山市の岡山大学病院は、重い心臓病の乳幼児に、自身の心臓から幹細胞を取り出し、培養後にカテーテルで心臓に戻すという「心臓幹細胞移植」を、昨年から乳幼児7人に行い、全員の心臓機能を改善させることに成功しました。

同病院では、昨年、先天性の重い心臓疾患のある1歳の女児に、世界初となるこの治療を行い成功させ、この女児は、移植1ヶ月後には心臓ポンプ機能が約10%向上しました。

この女児を合わせ、治療を受けた7人の心筋機能は5%から最大22%改善し、拒絶反応や副作用もないそうです。

7月にも高度医療を申請へ

岡山大学病院では、7月にも国に「高度医療」の申請を行う予定とのことです。

この治療を受けた乳児の母親の一人は

「多くの人に支えられ、命が続いていることに感謝している。幹細胞移植がもっと身近になれば」

と、喜びと期待を語っており、王教授は

「国の承認を得て、一日も早く治療を本格化させたい」

と述べています。現在、同病院では10名の患者が、この治療を待っているそうです。

▼外部リンク

読売新聞
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=59186

岡山大学病院新医療研究開発センター
http://shin-iryo.jp/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • オミクロン株BA.5流行期におけるワクチン有効性、症例対照研究の暫定報告-感染研
  • 都道府県単位の評価では見えにくい「自殺の多い地域」の可視化に成功-九大ほか
  • がんの病理診断を支援するAI開発、胃生検で9割以上の一致率を達成-日本病理学会ほか
  • 褐色脂肪細胞、ミトコンドリアを介した活性化・脂肪燃焼促進メカニズムを解明-九大
  • 抗うつ薬の効果を高めるには、NA-D1シグナル活性化が鍵である可能性-久留米大ほか