医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 適応症:喘息急性発作のMN-221の第2相試験結果

適応症:喘息急性発作のMN-221の第2相試験結果

読了時間:約 47秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年05月25日 PM10:00
喘息急性発作

喘息の急性発作は、重い喘息の発作が長く続き、死に至る場合もあるため、緊急を要する。気道が狭くなってしまっている場合があるので、治療には静脈内投与や皮下投与を実施することもある。

MN-221第2相試験結果

メディシノバがキッセイ薬品からライセンス導入したβ2レセプター作動薬MN-221の第2相試験の結果が発表された。本試験は、プラセボを対照とする無作為、二重盲検比較試験で、アメリカの175 名の患者を対象として実施された。

患者は、1時間にわたり経静脈でMN-221の1,200μg 投与群と、プラセボ投与群に1:1に無作為に割り付けられた。試験の結果、MN-221の忍容性は良好で、喘息に関連した症状以外の重篤な副作用はプラセボ投与群の気管支炎1例、MN-221投与群の気管支炎1例と肺炎1例が報告されたが、臨床試験の中止に至るような有害事象はみられなかった。なお、改善率は、投与開始から1 時間後で225%(P=0.043), 2 時間後で172%(P=0.050)だったが、3 時間後で81%(P=0.066)であった。

▼外部リンク

メディシノバ ニュースリリース2012年5月24日
http://www.medicinova.jp/pdf/irnews/05242012final.pdf

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 婦人科疾患の診断や不妊治療に有用な免疫検査パネルを発売-シスメックスほか
  • 新型コロナの次世代 mRNA ワクチン「コスタイベ筋注用」、国内第Ⅲ相試験で既存オミクロン株対応2価ワクチンに対する優越性検証を達成-Meiji Seika ファルマ
  • SGLT2阻害薬、糖尿病関連腎臓病の進行を抑える新たな仕組みを発見-岡山大ほか
  • 縁取り空胞を伴う遠位型ミオパチー薬「アセノベル」承認-ノーベルファーマほか
  • 遺伝子治療レンメルディ、小児の異染性白質ジストロフィーでFDA承認-協和キリン