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アルツハイマーの発症を遅らせる画期的な方法 アメリカの調査結果

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2012年05月20日 AM10:00
アルツハイマーを初期段階から抑制 米政府の研究結果

連邦当局は15日(火)、ある特定の家系は遺伝子的にアルツハイマーを発症しやすいが、まだ症状が見られない初期段階に薬を与えることにより、発症を遅らせることが出来ることを発表した。

アルツハイマー調査、初の試み

専門家によると、この研究は遺伝子が作用する病気に対する予防措置がなされた中のうちの事例の一つである。

アメリカ国立衛生研究所のフランシス・S・コリンズ氏は、

「この調査では、現時点で正常な認識能力をもつが、遺伝的にアルツハイマーに極めてかかりやすい人に的を絞って行われているのだが、アルツハイマーの研究ではこういった人を対象とした研究は前例がない。」

と、語った。

特異な遺伝子を持つ家系を調査対象に

調査のために、コロンビア、メデジン市から離れた山村に住む家族から5000人の患者が研究対象に選ばれた。

それらの家族は世界の中でも一般と比べてより多くのアルツハイマーの患者を生み出す遺伝子を抱えている家系であるとみられている。というのは、彼らの認識能力は45歳ぐらいで衰えはじめ、50歳を過ぎた段階で完全な認知症が認められるという、特異な突然変異の遺伝子を有しているのだ。

選出された300家族は初期段階よりこの試みに参加しており、そのうちの何人かは30代という若さであるが、数年は発症を遅らせることが出来るであろうと思われる。

研究には1億ドルが投じられており、研究者たちは効果があることを切に希望している。

▼外部リンク


http://www.fic.nih.gov/News/Pages/2012-alzheimer-prevention-trial-colombia.aspx

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