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患者さんにかけたい言葉

2017年10月4日

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昨日会った友達から教えてもらいました。
病気の軽重とは関係なく、 その症状があることで、どんな困りごとがあるのか。
そしてそれを聞いてもらえるか。

この有無で、患者さんの気持ちは大きく変わってきます。
いまの主治医の先生に初めて会ったとき、こう言われました。

「病気があると困ること、いっぱいあるでしょう。 少しでもよくなるように治療していきましょう」

この一言で、私は、救われました。
前医には、

「もっとひどくなったら手術という選択肢もあるけど、ひどくなってからね」

と言われて10年間我慢していたからです。

「ひどくなるのを待たないと、私にはよくなる道がないんだ」

そんな風に思ってしまい、苦しみのどん底まで突き落とされた経験があったからです。

ただ頭が痛くて、お腹が痛くて、ちょっとした風邪で、かゆみで。
それだけで来た患者さんにも

「昨日の夜から我慢してたんですね。つらかったですね」
「痛みで眠れなかったのでは?今日は眠れるといいですね」

その一言を伝えたら、患者さんの気持ちも少し和らぐかな。
私のお友達の医療従事者のみなさんはすでにわかっていて、実践していると思います。
自分も臨床心理士の先生に教えてもらって、少しトレーニングしました。

こちらから薬や病気の説明をする前に、
相手の気持ちを受け止めるって大事なことだと思います。

會田 麻理
薬剤師
プロフィール
明治薬科大学卒業。
医療機器販売会社、病院勤務を経たのち、現在は地域密着型の小さな調剤薬局に勤務。
外見ではわからない難治性疾患を経験したことから、患者さんに寄り添える薬剤師をめざす。病気によるハンデを、医療情報技師、小児薬物療法認定薬剤師などの資格を取得することで、一発逆転しようと試みる。