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かかりつけ薬剤師と患者さんとのつながり、どう実現する?

2017年6月21日

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最近薬局のデザインというのを考察しているのですが、これまであれこれ言われている薬剤交付後の患者さんのフォローについて、新しい取り組みを2点紹介します。

かかりつけ対応の基本は「電話で24時間対応」とされるのですが

 

「電話をしてまでの話じゃないんだけどね」

「忙しそうなので他の待っている人に悪くて聞けなかったわ」

 

上記のようなことをかなり後から伺ったりすることがあります。

電子お薬手帳の機能の一部には、患者さんとのメールやメッセージのやりとりが出来るものがあるのですが、なかなか本格的に使えそうなアプリというのが正直無かったような印象です。

最近「すこやくトーク」というアプリがその役割を果たしていく可能性がありますので、その機能などを簡単に紹介します。薬局向けの、患者とチャット形式でメッセージをやり取りできるシステムです。

 

[参考:外部リンク]調剤薬局と患者をつなぐコミュニケーションチャット  すこやくトーク

 

メリットとしては、

 

  1. あくまでもスマホが使える世代に限りますが、電話ではなく気軽に相談できる。
  2. 次回の来局や病院予約のタイミングまたは薬局のイベントなどのメッセージなど打てる。

 

薬局としては、月額使用料が・・・とか、そんなのはメールで十分じゃないの?など、いろいろ思うところはありそうですが、このようなお助けツールの使用から将来の地域の方との強いつながりが出来ていくのではないかと想像しております。

 

[参考:外部リンク]薬剤師が患者さんや薬剤師の質問に答えるサイト[yaquu]

 

というものもあります。

これはアプリではありませんが、薬剤師が薬に関する疑問や質問に答える形式で運用されています。さまざまな薬剤師の答えがWEBに公開されているので、自分と相性の良さそうな薬剤師についてさらに質問できるような機能など、将来的に付加されると良さそうですね。

最終的には、薬剤師が地域から見える存在にならなければならない、という方向性は変わりません。どうやって親和性のあるツールを使いこなしていくか、というのも重要な要素になりそうです。

水八寿裕
ふくろうメディカル代表
薬剤師
東京理科大学薬学部
臨床准教授
プロフィール
1968年福島県郡山市生まれ。
高校卒業後家庭の事情等で医学部を目指すも学力不足により進学を断念。2浪の末1990年東京理科大学薬学部に入学。4年次に就活を試みるもバブル崩壊の影響で就活をストップし大学院へ進学(研究室に居残りという表現が正しい)。
なんとなく有機科学の薬学研究科修士修了。バブル崩壊の影響は2年後も続いており、渋い有機化学(当時はバイオ系が流行)専攻では製薬会社研究所の就職口が見つからずMRで就活すると一発で内定。武田薬品工業(株)にて10年MRとして勤務 その後薬剤師(薬局・大学病院・診療所)人材会社を経て現職。
*ふくろうメディカル:個人事業で医療関連の著作・研修資料作成などを行っています。