医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

いよいよ、コンテンツ制作本格化

2016年5月24日

このエントリーをはてなブックマークに追加

先月の中間報告会のあと、正式版に向けてのコンテンツ作成が本格化しています。5月に入って監修をお願いしている宗田聡医師との打ち合わせが始まり、またテキスト以外のコンテンツの制作も精力的に行われています(写真はセルフケアのポーズ例の撮影)。アプリで掲載されるコンテンツ量はかなり多めになる見込みですので、信頼できる情報をどんな順番で、それぞれどこにポイントを定めて構成するかという編集者的視点がかなり重要になってきます。その意味でいまのこの制作プロセスも大変興味深いので、少し細かく見ていきたいと思います。


コンテンツ内容について監修の宗田医師、コンテンツ編集を担当するライターの東麻吏氏、マドレボニータ理事の林氏。東氏は母子保健も扱う主婦向け雑誌の編集経験がある

 

○情報自体の質の確保

今回のアプリは、少なからず医療の情報を取り扱います。正確性を担保しなければならないのは言うまでもありません。今回は医心のコラムニストで、産後うつの専門家である産科医の宗田医師、また別の小児科の医師にも監修として入っていただく予定になっています。

医療やヘルスケア領域のコンテンツは信頼性の確保が第一であり、スマートフォンのアプリだからといって求められるハードルが下がるような性質のものではありません。ソフトウェア開発者の世界観で言えば「とにかくリリースしてみてあとから改善する」という考え方があるのですが、それはこの分野においてはリスクを増やします。医療者と開発者がチームになったとき、この価値観の擦り合わせは事前にしておく必要があると思います。


実際に教室が行なわれるスタジオでの撮影。モデルは生徒さんであり、カメラマンも元生徒のプロフェッショナルだ

○表現の質の確保

Webサイトやアプリのコンテンツ表現に関しては、開発者の世界観で制作が進められることが多いこともあって、雑誌やテレビ、広告でみられるような表現へのこだわりが軽視されがちです。同じアングルの写真を撮るにしても、開発者自身の手がかかっていないスナップ写真よりも、プロがきちんと構図や光量などを考慮した写真のほうが反応してくれる率は高いものです。「ファミリースタート」の場合、この重要性をチームメンバーが理解しており、実際に産後ケアプログラムに参加している方をモデルにプロのカメラマンが撮影を行なうなど、きちんとコンテンツ制作に携わってきたプロを起用しています。特徴的なのは、これを通常のお仕事として発注/受注しているのではなく、産後うつ対策を我が事とし共感している人達との「恊働」というかたちになっていること。コマーシャルな活動ではなくソーシャルな運動であるからこそ、質を高めることに制作者もコミットできているのではないかと思います。

7−8月はアプリ普及のためのPRもより強化され、Webサイトもさらに充実したものになっていくでしょう。