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第99回薬剤師国家試験

2014年4月3日

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3/31、厚労省より第99回薬剤師国家試験の合格発表がありました。

(厚労省発表)第99回薬剤師国家試験の合格発表を行いました

合格率は60.84%、前回より18.26ポイント減となっていまして、医療職の中で最低の合格率です。受験者の方もそうだと思いますが、私もかなりのショックを受けました。

学部6年制となってから、より高度な問題解決能力を求められていることもあるでしょうが、今後は薬剤師も薬局もこれまでのようには増やさないという政策転換が進むのだ、ということをまざまざと示されました。

しかし、それは「薬剤師はもう要らない」というメッセージではありません。
専門家としての矜持をより高いところに持て、という新しい課題をいただいたのだと考えたい。
特に卒業できなかったり、薬剤師国家試験が残念な結果になった方こそ、そう感じてほしいと思います。

厳しい結果がなかなか受け止められないと思いますが、これも社会が求めている国家資格保有者であることの基準が相当上がってきているものと理解してください。
同級生達とは医療の世界・社会人になるステップがちょっと異なるかもしれませんが、逆にこの時期を生かし地域医療とは何か?求められている薬剤師像とは何だろうとしっかり考えるきっかけを見つけて欲しいと思います。

私も2年間大学受験で浪人しています。親には迷惑を掛けましたが医療に関わるコアなマインドはその時に固まったような気がします。
親以外にも、大学や実習先などに困ったことを相談できる先輩の薬剤師がいることを思い出してくださいね。

未来の医療のために ともに前へ

水八寿裕
ふくろうメディカル代表
薬剤師
東京理科大学薬学部
臨床准教授
プロフィール
1968年福島県郡山市生まれ。
高校卒業後家庭の事情等で医学部を目指すも学力不足により進学を断念。2浪の末1990年東京理科大学薬学部に入学。4年次に就活を試みるもバブル崩壊の影響で就活をストップし大学院へ進学(研究室に居残りという表現が正しい)。
なんとなく有機科学の薬学研究科修士修了。バブル崩壊の影響は2年後も続いており、渋い有機化学(当時はバイオ系が流行)専攻では製薬会社研究所の就職口が見つからずMRで就活すると一発で内定。武田薬品工業(株)にて10年MRとして勤務 その後薬剤師(薬局・大学病院・診療所)人材会社を経て現職。
*ふくろうメディカル:個人事業で医療関連の著作・研修資料作成などを行っています。