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笑顔のある医療を目指して

2012年6月21日

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皆様はじめまして、東京女子医科大学  心臓血管外科、女性医師・研究者支援センターの立石実(みのり)と申します。
若輩者ではありますが、このような発信の場を頂きました。様々な視点で医療を見つめ、いろんな方々のご意見などを頂き、教えて頂きながら、情報発信をすることで、いろんな方とより良い医療を目指すための「コラボレーション」ができたら…などと企んでおります。

まずは自己紹介からいたしますと、専門分野は先天性心疾患を扱う小児心臓血管外科です。国家試験の勉強の時に覚えた(捨てた?)完全大血管転位症に対する「ジャテーン手術」「ラステリ手術」、単心室疾患に対する「フォンタン手術」など、この分野に無関係だと既に記憶の彼方にあるような疾患の治療を行っております。
ちなみに私の「医心 」は「笑顔のある医療」です。
そのために、今自分にできることとして取り組んでいることがいくつかあります。

ひとつは、一般向けの先天性心疾患の解説書を昨年出版したことです。

先天性心疾患は非常にわかりにくいにもかかわらず、突然自分の子供が先天性心疾患と告げられたご両親が病気について理解するための情報があまりない、というのが実状でした。自分に子供が産まれて、その不安はどれだけ大きいか…と思うと、何かしてあげられないかという思いが芽生え、それが出版のきっかけとなりました。重症な病気も多いですが、少しでも不安が解消されることで、患者さんのご家族が少しでも「笑顔」になれば、と思っています。

もうひとつは、私事ですが現在3歳の娘がおり、心臓血管外科としてフルタイムで働くことは難しいので、短時間勤務で仕事を続けさせてもらっています。幸い、東京女子医大は「女子」医大というだけあって、女性医師支援、男女共同参画に積極的に取り組まれており、様々な勤務形態があります。まだ子供は3歳で、育児と仕事の両立の経験としてははじまったばかりですが、次世代の女性医師のためにも、少しずつ自分の経験(失敗談)などを役立てて頂ければ、と思い、いろいろな場でお話などをさせて頂いています。女性医師支援はどのようなことからはじめればいいのか、どのような支援がありがたいのか、などの情報発信もしていきたいと思っています。

日本の医師不足の原因の一つは、女性医師の増加と、ライフイベントによる離職率の高さです。この問題を解決することは、医師不足解消には重要です。この問題に対する私の考えは、女性医師だけを優遇するのでなく、医師全体の職場環境改善を目指すと、いうことが重要だと思っています。患者さんだけでなく、医療者も「笑顔」で仕事ができることが、よりよい医療につながっていくと思っています。

他にも、自分にできることとして取り組んでいることはありますが、これから少しずつ発信していきたいと思います。

また女子ではあまり見かけないかもしれませんが無類のガジェット好きで、10数年来のMac好きであり、また自称Evernoteマニア(?)です。このあたりのネタも発信してみたいと思っています。

では今回はこれまでということで、引き続き宜しくお願い致します!

立石実
東京女子医科大学 心臓血管外科
プロフィール
熊本大学医学部卒業。同年東京女子医科大学日本心臓血圧研究所心臓血管外科入局。中野佼成病院、聖隷浜松病院、富山県立中央病院、京都府立医科大学に出向。2009年~現職。専門医資格:心臓血管外科専門医、外科専門医、循環器専門医
著書
こどもの心臓病と手術